〈学生部BYCSメンバーのブルキナファソ体験記です!〉
認定NPO法人Future Code 学生部BYCSの東です。
今回貴重な機会を頂き、アフリカのブルキナファソに行ってまいりました。ブルキナファソではFuture Codeの活動に同行、さらにはBYCSの活動に必要不可欠なシアバター工場も見学することができました。
ブルキナファソの首都であるワガドゥグーでは立派な建物やたくさんの自動車が見られましたが、中心から離れるにつれ建物は少なくなり、さらに離れると電線もなくなります。

ブルキナファソの人々は、会うときに毎回挨拶と握手をします。最初は驚きましたが、慣れると体の一部に触れることにより安心感が生まれ、握手してくれることが受け入れてもらえる証のように感じました。
村の子供たちは見慣れない私たちに興味津々で、じっとこちらを見つめたり、少し後ろをついてきたり、手を振ったりととても可愛かったです。
その一方で、子供たちは痩せていて、濁った水を飲んだり、尖った植物が多い地面を裸足で走ったりする姿をみるとお腹をこわさないか、怪我をしないかとハラハラしました。
今回Future Codeの現地での活動を見て一番感じたのは、現地に適した支援の重要性です。現地に適した支援でなかった場合、生活に適しておらず受け入れられなかったり、支援後に継続できないといった問題が起こってしまうからです。
ブルキナファソの地方の村ではトイレがなく、水が排泄物により汚染され下痢が起こりやすかったり、蚊帳があっても使い方が誤っていて蚊を防ぐことができずマラリアになったりしています。
これらを解決するためにFuture Codeはトイレを建設したり、蚊帳の使い方を教えたりしているのですが、そこにFuture Codeの「現地に適した支援」を目指す姿勢が表れていると感じました。
例えば、トイレ建設では現地の村人を雇ってトイレを作ってもらい、自分たちで作れるようにしたり、現地の人が使いやすいように屋根をなくすといった工夫がありました。
蚊帳を配る時には一軒一軒回って使い方を説明し、その後も蚊帳を適切に使えているか、蚊帳が古くなりすぎていないかなど定期的にチェックします。
また、現地の人が自分で管理できるように、その役割を引き継ぐ人材を育てています。
ブルキナファソで見たFuture Codeの支援の一つ一つに現地の自立を重視する姿勢が現れ、大類代表は常に「どうすれば現地の人々がよりよい生活を送れるか」を考えているように見えました。
7枚目に写っているチョコレートのような液体は、粉砕したシアの種をペーストにしたものです。
このペーストをお湯と混ぜて油分を離させていくのですが、お湯と混ぜ合わせては分離した油分をすくい取る作業を何度も繰り返します。
油分が白っぽくなるまで繰り返してから火にかけると、きれいな黄金色の油になります。
混ぜることも水を運ぶことも、すべてが人力で、学生二人で途中2時間ほどお手伝いさせてもらっただけでとても体力を使い、腰が痛くなりました。
シアバター工場で働く女性達がどんなに一生懸命シアバターを作っても、シアバターが売れなければ女性たちはお給料を継続して得ることが出来ません。BYCSが「hadanishea」を売ることがシアバター工場で働く女性たちの収入獲得や雇用拡大に繋がることを実感しました。
今回私がブルキナファソで出会った人々は皆親切で、でもお茶目でかわいらしいところもありました。私が彼らのために直接何かをすることは難しいですが、BYCSで間接的にできることはあります。私にできることを地道にやっていきたいと思います。
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